旅とごはんと日々の記録。

ねこを飼っています。

生まれちゃうよね、恋

ウィンタースポーツの経験が極端に少ない。スケートは小さい頃に親に連れられ何回か行ったくらい。あとは、仲の良い上司に「一人じゃ寂しいから一緒にスノボ行かない?」と誘われた1回のみ。

全く滑れる自信はなかったが興味本位で快諾。案の定、筋肉などほぼ消失したインドア派の身体では起き上がることすらできずに、ゲレンデの端っこでひたすら転がっていた。と、友人にこの話をする「それは残念だね、つまらなかったでしょう。」と言われるがそうでもないよ。

幸運にもその日は快晴。青空の下。雪原のビシッとした空気。たくさんの雪を見る機会なんてそうそうないし、立つこともできない自分の腹筋の情けなさも相まってだんだん面白くなりヘラヘラ笑いながら楽しんだ。

最終的にちょこっと立って5秒くらいは滑れるようになったかな。

 

冬休みの時期だったので周りは大学生と思しき男女グループもちらほら。

私と同じく立つこともできない子もいるようで、そこに同グループのスノボ得意らしき子がシャーっと滑ってきて優しく手を取り教えている光景をみて唐突に理解した。

 

かっこいいーーー。

これは確かに生まれちゃう。生まれちゃうよ、恋。

アスリートでもない身近な人がスノボとかスキーが上手いのって、めちゃくちゃかっこいいんだね。さらに教えてくれるのもかっこいい。もう全部かっこいい。なんていうの?吊り橋効果?いや違うな...ゲレンデマジック?

「ゲレンデがとけるほど恋したい」にちょっと共感した良い思い出。